ヨタ8と東京の日々の写真

トヨタスポーツ800やモールトンバイクと巡る東京。

ヨタ8のルーツを求めて

ヨタ850周年記念行事が終わったのでヨタ8のルーツについて探索しました。
ヨタ8の元と言えばパナールやシトロエン2CVの名前が挙がります。空冷水平2気筒のエンジンを前車軸の前に置き、前輪駆動で走らせます。ヨタ8はパブリカが前輪の等速ジョイントの耐久性の問題から長い重いプロペラシャフトを介し、リアを駆動するという常識破りの暴挙にでました。このおかげで重いエンジンが前車軸の前にあるのでアンダーステアが出たり、リアの駆動輪の接地が弱く、高速でリアがはねたりします。
こんなことを考えながら千代田区永田町の国会議事堂のそばにある椅子の博物館を訪ねました。正面にミカサツーリングクーペがガラス箱のなかに陳列されています。
DSC078291.jpg
空冷水平対向2気筒エンジンも飾られています。DSC078251.jpg
この車を作った岡村製作所は戦後すぐ、1945年、航空技術者たちがお金を持ち寄り会社をつくり、1950年に日本発のトルクコンバーターをつくりました。そして1952年、戦後初の飛行機を作り、朝日新聞社に納入したそうです。1955年にはミカサバンをつくり、1957年にはミカサツーリングを製作。日本人がまだ食事も満足に食べられなかったころです。
DSC078281.jpg
ミカサツーリングはラダーフレームで前車軸の前に空冷水平対向2気筒600ccのエンジンを置き、オートマミッションで前輪駆動でした。
DSC078531.jpg
ボデーは航空機の技術から薄い鉄板でピーラーも細いイタリアンスタイルのかっこがいいものです。岡村製作所は横須賀のヨタ8を作った関東自動車のそばで、航空技術者の交流もありヨタ8への影響が大でした。岡村製作所が三菱グループに入り自動車の製作が三菱重工になりミカサツーリングの生産が終了しました。
DSC078421.jpg
ミカサツーリングはヨタ8の弱点である前輪駆動やATを備えた車をヨタ8が発売されるの8年前、1957年に発表していることを考えると相当先を行っていた車だと思いました。帰りの車のなかでミカサツーリングのことを思うと、航空技術者のすごさを改めて思い知りました。DSC078621.jpg
DSC078301.jpg
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2015-05-22(Fri)22:44 [編集]